保険ランキング
就職活動ランキング
管理人のプロフィールはこちら

ロシアがやばい。保険会社への影響について考えてみる。

ロシアがウクライナ侵攻したのは2022年2月24日と言われており、もうすぐ1か月が経ちます。

欧米諸国による経済制裁がすごいことになっていて、また外資系企業の撤退が進んでいます。

ロシア(モスクワ)には東京海上、損保ジャパン、三井住友、あいおいニッセイ同和が進出しているようです。

何で日系損保はモスクワに進出しているのか

調べたところ、ロシアには日本の製造業会社が多数進出しているんですね。製造業が集まる国には損保各社はハイエナのように群がります。火災保険、利益保険、サイバー保険、生産物賠償、D&O…など様々な保険を売りつけにいきます(笑)

特にロシアでは自動車メーカーも進出しているようですね。トヨタ、三菱自動車、マツダが工場を持っているようでうす。自動車メーカーは損保にとって超重要な取引先ですから、損保各社も駐在事務所を置くんですね。

モスクワでどうやって保険を売るのか

日系損保はロシアに駐在事務所を持っているだけのようです。そのため、提携している地場の損保の商品を売って、その後再保険として日本の本社で引き受けているようです(専門用語で「フロンティング」と言います)。言っている意味わかるかな。。

つまり日系損保は提携している地場損保とタッグを組んで営業しているということです。

経済制裁の影響

まずロシアがSWIFTから排除されてしまったので、上記で述べた再保険(フロンティング)のスキームが成り立たなくなると思う。

事故が発生すると一旦地場の損保から保険金が支払われますが、その後に日本から再保険金の回収ができない(日本とロシア間の送金ができないため)。また新規の保険契約を結んだとしても、地場損保は日系損保に再保険を出せなくなります。

…そのため新規の保険引受は停止になるかと。

お客さんとしても保険金をルーブルで受け取ったところで価値は下がってるし、日本に送金できないし、あまり意味ないよね。

今後日系損保も撤退するだろうなぁ

日系損保もロシアの事務所は店じまいするんじゃないですかね。SWIFT排除は日系損保にも影響大です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました