さて、久しぶりに損保は激務なのか否かについて語ります。
グーグル検索で損保といれると『損保 激務』とか『損保 うつ病』とかサジェストされますんで、気になる人がおおいんだろうなぁ。僕の回答は『(損保が激務か否かは)部門によりけり』ですので、今回は本社部門(企画系)について語ります。
ちなみに僕が今所属する部門がこれです。
※過去記事はこちら

本社(企画部門)は激務なのか
忙しいっちゃあ忙しいですが、激務ほどではないと思います。仕事のサイクルは
①新しい事業を考え、②それの実現可能性をしらべ、③取締役会で付議、④承認が得られたら具体的に行動に移す ⑤見事ローンチしたら万歳
というながれです。それぞれの工程をもう少し書きます
①新しい事業を考える
時に他の部門の方の意見聞いたり、他企業と打ち合わせながら、新しい事業を考えます。基本的に他企業とのコラボが多いかな。大手IT企業だったり、スタートアップ企業が、色々企画を持ち込んでくるんですよね。
最近はデジタル技術を活用した新ビジネスが多いですね。
②実現可能性調査
ここが超大事だし、大変。保険業界って規制が厳しいから、ほんとうに実現できるのかくまなくしらべる。そして、費用対効果もしらべる。プロジェクトによっては巨額投資になりますからね。
③取締役会で付議
ここが第一関門。プロジェクトへの投資額によっては取締役会での承認が必要になります。僕の部門でやっているプロジェクトはすべて数億円単位のお金がかかるので、取締役への報告は必須です。
んで、この取締役会での報告がキツイ。きつすぎる。報告時間は1プロジェクトあたり10分くらいしかないのですが、徹夜で資料をつくります。完璧にして臨んだつもりでも、大体質問攻めにあい、撃沈します。それでもめげずに何回か取締役会で報告します。
なんど袋叩きにあったことか。。おかげで役員の皆様とは仲良くなりましたが。
④承認を得られたら具体的に行動に移す
まぁここからは計画に沿って進めるだけなんですが、イレギュラーの事態がおきて追加投資が必要になった時がピンチです。取締役会への報告が必要になります。。
ぼくの後輩ちゃんは、某プロジェクトで必要投資額を低く見込んでしまい、巨額な追加投資が必要となったことがあります。取締役会でコテンパンに袋叩きにあって、うつになりかけてました…。
あと、半年に一回くらい担当役員へ進捗報告が必要で、これも面倒くさい。口頭でさくっと報告するわけにはいかないので…。
⑤見事ローンチしたら万歳
見事ローンチしたら報道関係者へ報告して終わり。ローンチ後の経過観察は別部門の仕事になります。
やりがい
単純に面白いですよ。新しいことを考えることは。見事ローンチしてニュース記事になると感無量ですね。
以前ぼくが絡んだプロジェクトがヤフーニュースにのったことがあるんですが、コメント欄にボロカスに書かれてました(笑) しかもけっこう的確なコメントでうけた。
きついところ
取締役への報告はほんときついっす。ぼくの会社には常人の10倍の速さでキレる役員がいまして、こいつがまじで曲者です。必要におうじて事前根回しもします。この根回しがめんどくさい。
あとデジタル技術について全く知識が無い人もいる。こういう人にプロジェクト説明しても、まったく理解してもらえないのできつい。
人前で話すことが苦手な人には向きません。人前で質問攻め(袋叩き)にあっても動じないメンタルが必要。
結論
いろいろたいへんなことはあるけど、楽しい仕事です。僕は好き。3月末で異動となってしまいますが、異動先も企画系の仕事なんで、たのしみです。
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