※前回の続きです。
今回のテーマ『自動車ディーラーにとって自動車保険は貴重な収入源』
一部のディーラーでは、自動車保険の契約を条件に自動車本体価格を値引くケースがあります。ただ、これって法律違反なんですよ。保険業法違反。
保険業法では独自に保険料割引をすることを禁止していますが、本体価格の値引きが実質保険料値引きにつながります。
でもね、実際一部のディーラーではやっているのも事実です。
なぜかというと、そこまでしてでも自動車保険の契約が欲しいからです。そんだけ儲かるんですよ。
①ディーラー営業スタッフのメリット
まず営業スタッフには自動車保険の新規1契約毎に5000円~10000円の報奨金が出ると言われています。月5件の新規が取れればそれだけで数万円の収入になります。
②自動車ディーラー店舗のメリット
自動車保険は1年更新です。大体1契約70000円くらいが平均なので、その2割である14000円が手数料としてもらえます。
仮に500契約あれば、毎年7千万円ちかく儲かります。しかも事故があれば修理代としての収入もある。昨今車が売れにくい世の中なので、貴重な収入源になります。
一部のディーラーでは、自動車保険だけでなく火災保険や生命保険にも力を入れているところもあります。
我々メガ損保の自動車保険が高いのには色んな理由がありますが、代理店への手数料があるからというのも大きな理由です。
もっとダイレクト系損保が浸透してほしいと思う今日この頃。
つづく

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