自動車ディーラー車を購入すると、自動車保険の案内をされると思います。大体のディーラーは「東京海上」「あいおいニッセイ同和」「損保ジャパン」「三井住友海上」の代理店になってますので、その4社から保険を選べます。これについて僕の持論を述べます。
今回のテーマ『お客様にとって本当にこの4社でいいのか
正直、この4社の保険料は高い。ダイレクト系では一番高いと言われているソニー損保よりも高い。
上記4社とダイレクト系損保の大きな違いは代理店の有無です。プロ代理店であれば知識もあるので、困った時に頼りになります。今回でいえば自動車ディーラーが代理店になるのですが、残念ながらディーラー社員は大して保険に詳しくないケースが多いです。
本業は車の販売、メンテナンスなので、どうしても保険は二の次になってしまいます。
ところで、ダイレクト系損保はネットでしか入れないと思っている方が多いと思いますが、そんなことはありません。実は一部のプロ代理店や来店型保険ショップではダイレクト系損保の代理店となっているケースがあります。そういったところでは、店頭でダイレクト系損保商品に加入できます(保険料はネットで入る場合と一緒)。しかし自動車ディーラーでダイレクト系損保の代理店をしているところは殆どありません。
なぜやらないのか。
理由は簡単で、手数料が低いからです。上記4社の自動車保険は、保険料約2割が代理店手数料となりますが、ダイレクト系だと5~10%程度。また元々の単価が安いので、うま味が少ないのです。
そしてダイレクト系損保には営業社員がいないので、営業スタッフが独学で商品知識を付けないといけない。一方、上記4社なら損保営業社員が手取足取り教えてくれます。
個人的には、自動車ディーラーでもダイレクト保険商品のラインナップを増やすべきで、客が自由に選べたらいいのになぁと思います。正直自動車ディーラーで大手4社の保険に入る意味ってあまりないので、ほとんどの契約がダイレクト系損保に流れるとは思いますが、それは自然の摂理かと。
つづく。
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