前回のつづきです

自動車保険について思うこと①
自動車保険の今後について、現役損保社員の目線で述べます。
今回は自動車保険の将来性について述べたいと思います。
2.自動車保険の将来性はあるのか
将来性=今後も収益を見込める主力商品になりうるかとして判断した場合、厳しいだろうなぁと思います。理由は色々ありますがその中でもいくつか絞って解説します。
①車が売れない
自動車販売台数は今後ますます減っていくだろうなと思います。若者の車離れも理由の一つですが、車両価格の高騰化も一つの要因です。
いまの自動車は電化製品のようにいろんなセンサーが就いています。そして、そのセンサーが高いのです。つまり車両本体価格が高騰化するので、一層車離れが進みます。
車の所有から利活用へのシフトが大きく進むでしょう。つまり、所有が減るので販売台数は減っていくとおもいます。
②海外でも自動車保険は苦戦
欧米では、現地の保険会社が非常に強力なので、日系損保が全く太刀打ちできません。一方アジア域では多少健闘しています。
しかし、アジア域は交通マナーが悪すぎて保険の収支が悪化しています。物価は安いのに、自動車部品単価は日本と変わらないですしね。
ただ、自動車保険は「広告」としての役目もあるので、各日系損保は(収支は悪くても)自動車保険の販売には積極的です。
3.結論
つまり自動車保険は今後も苦戦が強いられるのは間違いなさそうです。いかにして自動車保険以外の収益の柱を確立するかが大切ですね。あいまいな結論ですみません。

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