以前ご質問頂いた方から、追加のご質問いただきました。内容はこちら↓

ちなみに前回の質問内容と回答はこちらのリンクです。↓
ふむふむ。なかなか悩んでらっしゃいますね。僭越ながら先輩損保社員として、わたくしの考えを回答させていただきます。
結論(わたくしだったらどうするか)
わたくしがもし今からリスクコンサル会社に出向希望を出すとしたら、おそらくBCP分野のコンサルタントに応募するかなぁと思います。理由は3つです
理由1:需要がある分野(と思う)
以前も書きましたけど、今回のコロナ禍で事業継続計画(BCP)の重要性を認識した企業は多いのではないでしょうか。BCPを準備していた企業であれば、緊急事態宣言が出ていても、すぐにリモートワークを始めることができ、またWITHコロナの世界に沿った事業転換もできたと思います。一方、準備していなかった企業は大変だったと思います。
BCPコンサルはこれから需要があがり続けるのではないかと。
理由2:転職できるスキルになる(と思う)
私個人としてはこれが一番重要だと思っています。転職スキルがあると、心の平穏につながります。パワハラ上司に詰められた時、理不尽な異動をさせられた時等、『転職してやる!!』という行動がとれることは最強です。
BCPはどんな企業も備えとくべき重要施策ですので、BCPの専門家になれば転職市場で引く手あまたなはず。特に大企業ほどBCPへの意識が高いので、大企業の経営企画部あたりに転職できるのではないかな。
損害保険の知見とBCP策定スキルがあれば鬼に金棒です。
交通リスクマネジメント分野だと、具体的業務は安全運転セミナー講師や交通事故削減のリスクコンサルになると思うんですけど、転職市場で価値のあるスキルかというと正直微妙な気がします。
理由3:歴史が浅い
BCPの歴史はまだ浅いため、世の中にも専門家はそう多くありません。未経験でも堂々と応募できると思うんですよね。
そしてリスクマネジメントって理系知識が必要となることが多いのですけど、BCPは文系の人でも大丈夫です。
質問者さんの立場に立って考えた場合
というわけでわたくしの意見を述べさせていただきました。
質問者さんの経歴はディーラー営業、自動車査定、リテール営業ということですので、その経歴を即戦力で活かせる分野は確かに交通リスクマネジメントですね。そのため滑り込みやすそうとのことですが、本当にそうなんでしょうか。
交通リスク分野だと自動車査定経験が活きるかと思うのですが、自動車の査定経験者ってたくさんいますよね。私だって自動車査定の経験があります。ライバルが多そうじゃないですか?そのライバルに勝てる自信はありますか?質問者さんと同じことを考えて、交通リスクに応募する人が多そうな気がします。
一方BCPの経験者なんて損保には一人もいないと思うので、応募する人は全員未経験ですし、応募自体も少なそう。
質問者さんの売りは営業も査定の経験もあることなので、そこはうまくアピールすべきですね。あとは取引先企業や職場の課題を洗い出し、そして改善案を提案・実行した経験があれば、それをBCP策定業務に活かせることを伝えればいいのかなと。
好き放題私見を語りましたが、最後決断するのは質問者さんですので、よく考えて納得のいく方法をお試しください!幸運を祈ります!
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