さて、今回は三井住友海上について、損保マン目線で解説していきます。あくまで僕の感想なので、真偽のほどは保証しませんが。
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三井住友海上の特徴
概要
3メガ損保の一つ。三井海上と住友海上が合併してできた会社のため、三井系企業と住友系の企業に強みを持つ。一方リテールは弱いイメージ。というかリテールはグループ会社のあいおいニッセイ同和損保に移管しようとしているのではないか。海外事業にも力をいれており、特にアジア域で強みを発揮。アジアでは日系損保ナンバーワンの売り上げを誇る。一方欧州、アメリカ域は苦手。
法人分野での特徴
三井グループ系企業と住友グループ系企業に強みを持つ。住友商事、三井物産、東芝、商船三井…等、早々たる企業の幹事損保を担う。とはいえこの財閥の結びつきも年々希薄化しているので、いつまでも安泰というわけではないが。
海上保険も強い。国内の海上保険は東京海上と三井住友海上が牛耳っています。コロナのせいで海上輸送の需要が高まっているので、海上保険の需要も高まっている。東京海上も三井住友海上もウハウハなはず(だと思います)。
リテール分野での特徴
残念ながら3メガ損保最弱だと思う。どの都道府県でも、マーケットシェアは東京海上or損保ジャパンが1位か2位で、3位をあいおいニッセイ同和か三井住友海上で競っているイメージ。
僕の予想ですが、法人分野は三井住友、リテール分野はあいおいニッセイ同和と分けるのかなぁと思ってます。過去みずほFGが「みずほコープレート銀行」と「みずほ銀行」で分かれていた時みたいに。
海外分野
アジア域ではMSIG(三井住友海上の英語略称)はあまりにも有名。そのくらいアジアでは幅を利かせている。…がしかし、アジア域は物価の問題で保険料単価が超安いからなぁ。あとコンプラに関する意識がめちゃくちゃなので賄賂も保険金詐欺もやりたい放題で管理がむずかしい。とはいえアジアは経済発展がすさまじいので、今後に期待ですね。
欧州や米州は東京海上に後れをとっているが、積極的にM&Aなど頑張っているイメージ。
給料
東京海上よりは下がりますが、それでも世間的にみたら超高い。損保ジャパンと同程度。
まとめ
三井住友海上は法人分野、海外分野に強みを持ちます。メガ損保3社を端的にまとめますと、
東京海上…法人、リテール、海外(欧州、米州)が強い
損保ジャパン…リテール、新規事業に強い。一方、法人や海外は弱い
三井住友海上…法人、海外(アジア)が強い。一方、リテールは弱い。
ということですね。繰り返しますが、あくまで僕のイメージですからね。
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